八ヶ岳

 むかしむかし,八ヶ岳は富士山と背比べをした。それぞれの山の頂上に「とい」を架け, 水を流したところ,富士山の方に流れ出した。富士山の方が低かったのだ。怒った富士山は八ヶ岳を思いっきり蹴飛ばした。それで八ヶ岳は今のような八つの峰を持つギザギザの山になってしまった,という伝説があります。

 八ヶ岳は長野・山梨の県境にあり、主峰は赤岳で2899mです。八ヶ岳という山名は、八つの峰を特定しての命名か、 単なる「多数」の意味で言っているのか意見の分かれるところです。現在では編笠山・西岳・権現岳・赤岳・阿弥陀岳・横岳・硫黄岳・天狗岳の 八つの峰を言うのが一般的だと言われています。

 八ヶ岳は夏沢峠をはさんで大きく南八ヶ岳と北八ヶ岳に分けられます。南八ヶ岳には3000メートル級の山々が並び、ちょっと荒々しいイメージがあります。それに対して北八ヶ岳は針葉樹林や池沼が多く、比較的穏やかな山々が並び優しいイメージを与えます。